後悔しないために…。内向的な人が身を守るための処世術
※当記事は読者にとって有益と思われる商品のPRを含みます。
内向的な性格の人は組織内で生活しているとどうしても避けられない問題として、人付き合いがあります。
ただでさえ不快な環境に身を置かなけれなばならないのに、面倒な人付き合いにまで気を遣ってしまっては、疲れ切ってしまいます。筆者も家路に着く頃にはもう疲労困憊で放心状態になることがしばしばあります。
そんな内向的な人がどうやって人付き合いをしていけば良いかを本記事では書いていきます。明日から実践できる内容のものもあるので、是非ご参考になさってください。
「君子危に近寄らず」という言葉にあるように、そもそも自分を疲弊させるような場には行かないように予防策を最初に考えておくことが重要です。そして可能な限り角が立たないようにすることです。「誘っていただいて大変嬉しいのですが…」「次回は参加したいので…」と、行きたくありません感を前面に押し出すことがないようにした方が今後のためになります。
飲み会に行ったら最後、意味のない話を延々と聞かされた挙句、説教されたり、恥をかかされるようなことを強要されたり、とにかく意味が無いです。しかもアルコールに強くない方でも無理して、気分が悪くなるほど飲んでしまうこともあります。
私も「人付き合いだから」と自分をおしころして、飲み会に行って後悔ばかりしていました。どうしても出席しないといけない場合を除いて控えるべきです。もっと有意義な過ごし方があったのではないかと後悔しないためにも、断り方のレパートリーを幾つか紹介しますので自分に合ったやり方で使ってみてください。
ただし、今後の付き合いも考えて、相手のメンツを潰すような露骨な断り方は避けた方がいいでしょう。「誘っていただいて、とてもれしいですが…」「滅多に無い機会でありがたいですが…」と相手の顔を立てて、やんわり断るのが吉です。露骨に嫌ですと言うのは今後関わる必要がない場合にしましょう。
- 体調が悪いことを伝える。角が立たないように、飲み会の開催時より前に伝えるようにしましょう。
- 予定があることを伝える。「荷物が届く」「出かける予定がある」「資格の試験が近い」「仕事が残っている」「ペットの世話をしないといけない」「ドクターストップがかかっている」「家事が溜まっている」…とそれぞれのストーリーを組み立てたり、併用して、しつこい誘いに耐え得るようにしましょう。
- 別の飲み会があることを伝える。全く組織内とは関係ない友人の誘いを受けていると言って、断りましょう。これもまた次回があれば誘ってくださいと言って角が立たないようにしましょう。
- 遠方への出張や旅行があると伝える。翌日が休日の場合に限りますが、明日は朝早く出かけることを伝えましょう。後日、出かけた内容を答える前提で旅の内容を考えておくことが重要です。
- 疲労やストレスで参っていることを伝える。ただでさえ疲れやすいのに追い打ちをかけられてはトドメを刺されるようなものです。本当に限界であることを誠実に話し断るのも十分ありです。自分の身はしっかり守りましょう。
ちなみに「お金がない」を理由にするのは、なるべく避けた方が良いです。なぜなら「それなら奢るよ(ニコ!)」と返されることがあるからです。その後別の断り方をすると、心象を悪くされるかもしれませんし、「あっ。こいつさては行きたくないんだな」と悟られてしまったら今後の付き合いに支障が出てくるかもしれません。相手の好意をないがしろにすることから、後ろめたさもあり、更に断りづらい事態に陥ってしまいます。お金を理由にするのは避けましょう。
また、「お酒が飲めない」ことを理由にするのも避けた方が良いです。実は下戸で一滴も飲めないです。と言って断ろうとしても「それならアルコール【は】飲まなくて良いよ」と言われるリスクがあるので、断る理由としては少し弱いです。ソフトドリンクを飲みながら飲み会でしらけているのもまた辛いですよ…。「本当は飲めるだろ〜」っと言われて断るやりとりもまた面倒なので、避けた方が良いでしょう。
「良い人、良い人、どうでも良い人」、「小さな親切、大きなお世話」。と言う言葉が心に刺さります。
内向的な人は細かいところに気がついてしまい、あれやこれやとやってあげたり、フォローしたりすることがあります。相手が不快にならないよう。恥をかかないように良かれと思ってやったことが、相手にとってはイラッとしてしまう要因だったりします。こちらの親切心は伝わらないもの、不要なものとして接した方がうまくいく事があります。
相手の好きなようにやらせてあげて、極力介入しないようにするのが正解です。
私も同僚に手伝えることはないかと思って仕事で色々なサポートをしたのですが、逆に相手が気を使ってギクシャクしたり、先手を読んで必要なものを準備したら、自分でやるから良いと言われてしまい、やるせない気持ちになったりもしました。
自分の親切心が10あったとしたら相手に使うのは3ぐらいに留めて置くのが自分を守るためにも最適です。親切心は本当に相手が困っている時に発揮しましょう。そうすれば相手から信頼を得る事ができます。大抵の場合、困っているときは誰も助けてくれないです。そんな時こそ相手を助けてあげると良いです。
内向的な人は何かと自分の責任にする傾向があります。自分の失敗でなくとも、一部は自分にあるかも知れないと過剰に気にしてしまい、下手に動いて失敗してしまうこともあります。他人の失敗まで、自分の責任として背負い込むことはありません。
私も責任を感じてしまう方ですが、大抵の場合、そんなに大した問題でないことが殆どです。周りの人をよくよく観察してみると、みんな誰々が悪いと犯人探しばかりしており、自分の失敗なんてどこ吹く風といった風情です。そういった人は見習ってはいけませんが、もっと気楽に考える必要があります。責任を過剰に感じた状態が長く続くと鬱のような症状が出始めてしまい、体のあちこちに不調が現れることがあります。
心配したからといって問題が解決するわけでも無いのに、体を壊したら損です。
ダメでもともと、成功したら自分の努力のお陰と思っておきましょう。失敗してもこのやり方では上手くいかないことがわかって前進した。と前向きに気持ちの切り替えができるようにしていきましょう。
相手は重要なことを話しているようで、結構適当です。前と言っていることが全然違うこともよくありますし、自分の間違いを隠すために必死になって言い訳していることもあります。
もし、適当な間違ったことや、嘘を言ってるなと気づいた時には、気になった言葉をおうむ返ししてみると真意が明らかになる場合があります。自分を守るためにも使ってみると良いです。
例えば「こんなこともできないのか?」と言われたら、「こんなことってなんですか?」と切り返すと途端に相手は困惑します。「こんなこと」と言う中身を考えずに、ただ感情的に批判しているだけだから相手は返せなくなってしまうのです。「私は理解力に貧しいので大変申し訳ありませんが、具体的に説明してください」とたたみかければ、大抵の相手は絡んでこなくなります。
理由もなく説教してくる人や、求めていないアドバイスをしてくる人、面倒な絡み方をする人には特に注意です。支配するのが目的で接近してくるので、真剣に相手にせず軽く流しておくのが、身を守ることにつながります。
人の口に戸は建てられぬとは本当に良くできた言葉だと思います。以前投稿した記事にも書いておりますが、コンプライアンスに厳しい部署であるはずの人事に相談した内容が漏れている事がありました。怒り心頭でしたし、相談できる場所って組織内にはやっぱり無いんだなぁと痛感した出来事でもありました。
陰口や悪口を言うことの一番の弊害は業務に支障が出ることです。組織内で色々な業務を続けていくには別の担当の人間とどうしても関わらないといけません。普段からバレないと思って嫌われるようなことを言っていると、問題が起きた時に誰からも助けられなかったり、失敗した責任を押し付けられたりします。
飲み会に行くべきでない理由もこれにあります。大抵お酒の席では誰かの愚痴合戦になっています。誰がどんなことを誰に向かって言ったかは必ず漏れます。わざわざ敵を作って居づらい環境で暮らす羽目になります。
でももし、そんな環境に居合わせてしまった場合の対処法としては否定も肯定もしないで話を聞くに留めておきましょう。聞き役に徹してこの人はあの人のことをこんなふうに考えているんだなと情報収集のつもりでいましょう。
聞き役で徹していれば本当に危険で近づいてはいけない人はどっちかを判断できるようになってくると思います。
人には得手不得手が必ずあります。適性なども考えるべきです。内向的な人は直接関係がないのに過剰な責任を感じてしまって無理な業務を安請け合いしてしまってませんか?
もちろん自分の成長にとって良い機会と考えているのであれば別ですが、頼りづらい環境に身を置いていたら尚更避けるべきです。仕事を受けると言った時点で、その仕事をしているという既成事実ができてしまいます。そうすると「以前もやったからあいつにやらせよう」と無遠慮に仕事を押し付けてきます。その場では感謝の言葉を口にするかも知れません。「〇〇がいてくれて助かったよー」と全くそう思っていなさそうな口調で。そのうちその業務をやるのは当たり前みたいな空気感が出てきてしまったら、おしまいです。良いように利用されています。そのうち自分の業務に支障が出始めるくらいに仕事を押し付けられる可能性もあります。
自分が今から受ける業務はちゃんと相談できる相手がいるか?将来的にこの業務を任される可能性があるか?を考慮に入れて、リスクが高いなと判断したら避けるようにしましょう。体や精神を壊してしまってからでは遅いです。
「臨機応変に対応できないとダメだ」と言われて、いきなり携わった事がないような仕事を押し付けられたりしていないでしょうか?こういったことはしっかり断る勇気を持ちましょう。ぶっつけ本番なんてことは失敗させようと思ってやらせているようなものです。
相手は成長のための良い機会だと思ってやっているのでしょうが、ありがた迷惑も良いところです。
そもそも業務として臨機応変に対応しなければならない事態が発生するのはあってはならないことです。事前に計画を組んで、マニュアルを作り十分トレーニングを積んだ後に行うことが普通です。その段階をすっ飛ばして、いきなりこれやってくださいと言ってくる人は信頼してはいけません。いざって時に裏切ります。
準備のための十分な時間の猶予を与えてくれないようなぶっつけ本番の業務は内向的な人には厳しく感じられますので、断れるように気持ちをしっかり持ちましょう。
内向的な人はその特性から問題点によく気づきます。相手との話し合いでも中身の無い内容を避ける傾向にあるので、問題の核心に迫ろうとします。なので会議や、話し合いの中でも正論を意思を待って述べる事があります。
正論を言うことは推奨されますが、正論を言うことが適切でない場合もあります。特に感情的な状況や人が支えや共感を求めている場面では、正論よりも共感が求められることがあります。
自身の意見が正しいと確信しすぎて、他人の視点や情報を無視することがあるかもしれません。情報不足のまま正論を主張することで誤解や誤った判断が生じることがあります。
なので正論を言う際は慎重になりましょう。相手との対立をあえて作ることがないように言い方を少し工夫すると良いです。例えば、「あなたの意見にはおおかた賛成ですが、こんな考えを言ってもよろしいでしょうか?」と言って相手の顔を立てて、少し控えめに言ってみましょう。そうすれば、あえて対立をすることなく自分の意見を言えることもできます。
まとめ
この記事は筆者の体験と、そこから学んだ処世術、そして以下の書籍の内容を組み合わせて書いております。もっと色々な処世術を知りたい方はぜひ以下の本も購入してみてください。
この本は会社に潰されないような実践的なテクニックを35個紹介してくれています。内容は内向的な人にも活用できそうな事例が多々あるので紹介しました。これを実践できれば、間違いなく世渡り上手になれます。今嫌な上司に苦しめられている人、理不尽な思いをしている人がいれば、確実に解消され精神的な負担が大幅に減るでしょう!
私は「なんでこんな目に遭わなきゃいけないんだ…。」というケースが減りましたし、あったとしても上手な対処法があるので、まだしばらく組織内で生活しないといけない絶望の中に希望を見出すことができました!
もう一つ今回の記事を書く上でためになったのが、賢く「言い返す」技術です。自分が耐えれば大丈夫と思っていませんか?いつも自分を攻撃してくるモンスターが蔓延る組織内でそんな考えを持っていてはいけません。奴らは攻撃の対象を常に探しており、ターゲットにされたら最後、良いことをやっても仕事で成果を出しても関係なしに攻撃してきます。まともな理性があると思ってはいけません。人間とは考えずに撃退する方法をこの本から吸収して実践しましょう。
私もあんまりにも根拠の無いことを言われたりして頭に来ることが度々ありましたが、この記事で紹介しましたおうむ返しの手法を使って撃退することができました。おうむ返しはわりと使いやすい手法なので本記事でも紹介しましたが、他にも実践できる内容がたくさんあります。
厄介なモンスターがいなくなった快適な環境で過ごしたいと思ったらぜひ買って読んでみてください。
以上です。本記事を読んでくださりありがとうございました。コメントは励みになりますので、ぜひ書いていただきたいです。それではまた!