これからは内向的な人の時代!
※当記事は読者にとって有益と思われる商品のPRを含みます。
今までの記事では内向的な人は組織内で難しい立場になることが多いと記載しました。(下記の記事参照↓)
しかし、あながちそうでない可能性。と言うよりむしろこれからは内向的な人の時代と言える要素がたくさん判明してきています。
組織内で鬱屈と過ごしていた人達も多いと思いますが、希望をもてるかも知れません!
この記事では、内向的な人が成功し、活躍するための可能性に焦点を当て、希望と自信を持って前進する方法を探ります。
これからの時代に求められるスキル
少し前の記事ですが、世界経済フォーラム(World economic forum)という団体が発表した記事に、
「These are the top 10 job skills of tomorrow – and how long it takes to learn them」
(未来の上位10個のジョブスキルとそれらを学ぶのにどのくらいかかるか【筆者意訳】)
とういうちょっと気になる題目がありました。(元記事は下記リンク先↓)
この記事には2025年に求められる上位10個のスキルがリストアップされていました。(下記翻訳と原文↓)
2025年の上位10個のスキル
- 1. 分析的思考とイノベーション
- 2. 能動的学習と学習戦略
- 3. 複雑な問題解決
- 4. クリティカルシンキングと分析
- 5. 創造性、独創性と自発性
- 6. リーダーシップと社会的影響力
- 7. 技術の使用、監視、管理
- 8. 技術デザインとプログラミング
- 9. 立ち直る力、ストレス耐性と柔軟性
- 10. 推論、問題解決とアイディア生成
ここであれっ!と思っと方も多いと思います。そうです。これらのスキルの多くの部分で内向的な人が得意とするものです。リストアップされた項目の中からいくつか順を追って調べていきましょう!
これに関しては過去記事でも少し紹介いたしましたが、改めて掘り下げてみます。
まず分析的思考とはどのようなことを言うのか、ざっと調べてみましたところ、「集めた情報を要素に分解し、その構造や関連性を明らかにする能力」と考えられます。
分析的思考は問題解決、意思決定、プロジェクト管理、戦略策定などさまざまな側面で重要な能力です。これは一般社員から経営者層まで幅広く必要になるスキルだといえるでしょう。当ブログの目的である読者みんなの独立にも必要になると言っても過言ではないと思います。分析的思考は次の6つの要素を含みます。
要素1. 問題の分解
複雑な情報や問題を小さな要素に分解し、それぞれを理解することから始まります。情報の要素を分類し、整理します。
要素2. パターンの発見
分析的思考では、情報の中に潜むパターンや相関関係を発見しようとします。これにより、問題の本質や要因を特定するのに役立ちます。
要素3. 原因と結果の関連付け
分析的思考は、特定の問題の原因や結果を明らかにするために、情報の要素を関連付ける能力も含みます。原因と結果の因果関係を理解することが重要です。
要素4. データの整理と評価
分析的思考では、収集したデータを整理し、それを評価して意味を引き出すスキルが必要です。データの信頼性や重要性を判断します。
要素5. 論理的な思考
論理的思考とは、情報やデータを論理的に組み立て、合理的な結論を導くことを指します。誤った論理的思考は誤った結論につながります。
要素6. 批判的思考
批判的思考は、情報や主張を評価し、それらの信頼性や妥当性を検討するスキルです。情報の信じるに値するかどうかを判断します。
上記の分析的思考ができていると思っていても、確信がどうしても持てないと思ったら、次の本をお勧めするので、是非読んでください。読む前と後では自分の思考力が数段上がったと実感できるはずです。
完全無欠の問題解決 不確実性を乗り越える7ステップアプローチ [ チャールズ・コン ] 価格:2970円 |
「完全無欠の問題解決」は世界的超大手コンサルタント企業のマッキンゼー・アンド・カンパニーの問題解決手法について実例付きで紹介してくれている本です。
主にロジックツリーを使って問題の要素を分解し、意思決定に説得力がある答えを導き出せるようになれます。あらゆる種類の課題に適用可能で説得力のある資料を準備したい、自分がこれからやる事の失敗を未然に防ぎたいという方は是非読んでください!
もう一つお勧めなのが、「トヨタで学んだ「紙1枚!」で考え抜く技術」です。お仕事に従事されている方なら、トヨタ式「問題解決の8ステップ」、「なぜなぜ分析」を実践している(もしくは困らされている?)と思います。
資料の承認が得られない。何度提出しても差し戻されるといった事には必ず原因があります。
著者はトヨタ式の改善手法を「どうすれば理解できるか」「どうすれば多くの人に役立ててもらえるか」を重視して書いておりますので、非常にわかりやすい内容です。内向型の人が日々感じているであろう口頭での報告での非効率性についても言及されています。
上記の「完全無欠の問題解決」にも引けを取らない名著だと思いますので、詳しい内容は是非手にとってください。
トヨタで学んだ「紙1枚!」で考え抜く技術 [ 浅田 すぐる ] 価格:1760円 |
前項の分析的思考とリンクする内容だと思いますが、より複雑な問題に取り組むのにも内向的な人は向いています。高い集中力と細部まで気を配る繊細さの相乗効果が発揮されれば、問題解決の糸口を掴めるかも知れません。
複雑な問題への対処には時間と忍耐を必要とします。内向的な人は自己管理と忍耐力が高く、課題に取り組む際に焦らず、着実に進めることができます。
重要で複雑な課題に取り組む際は、できるだけ静で邪魔が入らない環境で問題に取り組めるようにすれば、力を発揮できるでしょう。
まず前提として、クリティカルシンキング=critical thinking(批判的思考)とは、前提や根拠を疑うことによって、本質的な課題が抽出されているかを理解するための一連の思考のことを指します。
日本語訳では批判的とあるが否定的な意味ではなく、客観的な情報をベースとして、それを吟味、分析すると言う意味合いで使われています。
内向的な人は情報を処理する際に注意深く、慎重になることが多いです。情報を整理し、評価し、情報の信頼性や偏りを特定する事に優れているため、クリティカルシンキングと分析はお手のものです。
前項で書いたことや、以前の記事で書いたことの重複になるかも知れませんが、創造性や、独創性に関しては内向的な人にすれば得意分野です。
普通の人が気づかないほんの僅かな相違、強く深い感情移入は、ある種のストーリー、芸術といった分野で遺憾なく発揮されています。そんなことないよと思う人がいるかも知れませんが、それは単に表現する機会が無かった。自分の創造性を試した事がない。もしくは周りから潰されかねないから隠している。と言うことが原因です。
もし何かクリエイティブと言われる事に興味をお持ちでしたら、是非とも一度手を出してみてください。自分の認識できる世界がグッと広がります!もしかしたら、将来の仕事につながるかも知れませんよ!
こちらも前項と内容が重複しますが、アイディア生成の面で言えば、こちらも内向的な人は得意でしょう!内向的な性格な人にはクリエイティブな面での才能があるので、アイディアが自ずと意識せずとも湧いてくるはずです。
外向的な人お得意の意味のない会議の中からアイディアの生成は起こるはずもなく、大抵の場合は誰かに意見を言わせそれを採用します。こちらとしては良いように使われているようで腹立たしい限りですが、組織内で活動する人の定めです。我慢してください!これが私が独立を進める理由の1つでもあります。
もっと効率的にアイディアを出したい!と言う方は「アイデア大全」と言う本をお勧めします。アイディアを絞り出すための古今東西あらゆる知恵が詰まっております。自分のアイディアにもうひと工夫欲しいんだけど…。という悩みがある方にもお勧めします。
まとめ
以上から内向的な人の時代の到来は近い!というよりももう既にきているという実感は薄々ながら著者自身も感じてはいます。
今回取り上げなかった項目について、特にリーダーシップについては将来的に記事にしていきたいと考えています。内向型の人にリーダーシップってどうなの?と思うかも知れませんが、外向的な人がリーダーに向いているかと言えば、そうでもないことを書いていきたいと思います。
じきに内向的な人の能力を発揮する機会は必ずやってきますので、今のうちに力を蓄えておくと将来の成功につながるかも知れません。なので今から動き始めるのも全然遅くありません!一緒に内向的な人の時代を築いて行きましょう!